歯周病認定医による治療

歯周病認定医

歯周病の予防や治療は、患者様のお口の健康状態や全身疾患の有無などを考慮してお一人お一人に合わせて立案・実施するため、専門性の高い分野です。

院長は、大学卒業後に歯周病学を専攻し大学院では歯周病と糖尿病との関連性をテーマに研究をしておりました。また、日本歯周病学会認定医を取得し豊富な知識や技術により、精度の高い歯周病治療を施しております。

当院のポイント:ダイアグノデントペンで歯石を探知

ダイアグノデントペン

当院では、患者様の歯を1本でも多く健康に保つために「ダイアグノデントペン」という精密機器を用いて歯周病治療の効果を高めております。ダイアグノデントペンは、機器の先にあるプローブからレーザー光線を出し、反射した数値を読み取り、むし歯の進行を把握するものです。

当院ではこの原理を歯周病治療にも活かし、精密な治療を提供しています。歯周病治療のひとつSRP(スケーリング・ルートプレーニング)中に使用することで、歯ぐきの中にある歯石を的確に検知することが可能です。

ダイアグノデントペンを使用するメリット

  • 歯ぐきの中にある歯石の取り残し防止
  • 大切な歯質を削りすぎることを防止

※保険治療の中で対応しております。

歯周病の治療

①ブラッシング指導

TBI

歯周病の主な原因となる「歯垢(プラーク)」は、毎日の歯磨きで落としきることが大切です。そのため、適切なブラッシング方法を身に付けましょう。

当院では、患者様の歯並びや歯周病の状態に合わせて、歯磨きの動かし方や歯ブラシの選択方法、磨けていない部位や磨き癖などをお伝えします。

②SRP(スケーリング・ルートプレーニング)

SRP

歯磨きで歯垢の取り残しがあると、やがて歯石という硬い石のような汚れが歯の表面に強固に付着します。歯石は歯磨きでは落としきることができないため、歯科医院で専用の機器を用いて除去する必要があり、その処置を「SRP」と呼びます。

SRPは、歯に付着した歯石をスケーラーという器具を用いて丁寧に取り除きます。スケーラーは手用や機械があり歯石の付着状況に応じて選択いたします。

③PMTC(歯石除去・歯面清掃)

PMTC

歯に付着した歯垢・歯石・着色汚れを専用の機器を用いて1本1本清掃いたします。歯に付着している歯石をスケーラーで丁寧に除去した後、回転する機器にブラシやカップなどの清掃器具を装着し、ペーストを塗布して歯を磨き上げます。

※矯正器具が歯に装着されていても歯周病治療は進めることはできますので、安心してご相談ください。

歯周病の外科治療

基本的な歯周病治療で改善がみられない場合は、歯周病の外科治療をご提案させていただくことがあります。

①フラップ手術

歯周外科

歯ぐきの奥深くにある歯石を取り除くために、歯ぐきをメスで切開し目で見て的確に歯石を取り除く方法です。治療が完了したら歯ぐきを元の状態に戻して縫合し、数日してから抜糸をして治療は完了です。

②歯周組織再生医薬品(リグロス®)

リグロス

フラップ手術の際にリグロス®を塗布しておくと、歯の周りにある骨が再生するのを期待できます。

ただし、1年で数mm程度の骨の再生ですので実感することは難しい治療で適応できる症例に限りがあります。

矯正歯科医師との連携

矯正歯科医連携

歯列矯正は、歯にゆるやかな力を長時間かけることで徐々に歯並びを整える方法です。歯の角度や捻じれの程度によりますが、まれに歯列矯正により歯を支えている顎の骨が吸収され歯周病が進行するリスクもあります。

そこで、当院では常駐している矯正医と共有し、歯周病の予防や治療に力を入れております。当院で矯正治療と歯周病治療を双方で完結できるのが強みです。

院長からのメッセージ

歯周病認定医

歯に付着した歯石は歯磨きでは取り除くことができないため、歯科医院で定期的に除去することが望ましいです。放置しておくとザラザラとした歯石の上にさらに歯垢(プラーク)が蓄積し、歯周病を悪化させるなど悪循環が生まれます。

また、治療を行っても歯周病は再発するリスクが高く、国民の8割がかかっているといわれている誰にでも起こり得る病気です。そのため歯科医院での治療や予防だけではなく、毎日のセルフケアもお口の健康を守るための鍵です。歯科医院での定期的な歯のクリーニングに加えて、適切な歯磨き方法を身に付けてお口の健康を保っていきましょう。

  • 都窪歯科医師会に所属
  • 早島町立早島中学校への健診を実施
  • 市の検診も受け入れ可能
  • 妊婦さんへの歯科健診も可能

歯周病よくあるご質問

歯周病とは?
簡単にいうと「痛みが無いのに歯が抜ける病気」です。以前は、「年を取ったら歯が抜ける」と加齢現象の1つと考えられていましたが、じつは歯周病が原因のことがほとんどです。歯周病は、痛みなどの自覚症状がほとんどないため気付かない方も多く、放置すると歯が抜け落ちる恐ろしい病気なのです。生活習慣と密接に関連した「病気」という認識をもち、適切な予防処置や治療を受ければお口を健康に保つことが可能です。
歯周病の原因は?
歯周病原性細菌であり、その温床となる歯垢(プラーク)が原因です。歯垢は歯磨きで落としきれずに放置されると、約2週間で歯石に変化し歯に強固に付着します。歯石の表面はザラザラしており、さらに歯垢の付着要因となり歯ぐきの炎症を引き起こします。歯石は歯磨きでは落としきれないため、歯科医院でスケーラーと呼ばれる専用の器具で除去する必要があります。
歯周病を放置すると?
歯ぐきの腫れや出血といった歯ぐきの炎症(歯肉炎)からはじまり、放置すると歯を支えている顎の骨(歯槽骨)が失われてきます(歯周炎)。歯の揺れが強くなる、歯と歯の間に食べ物が挟まる、噛みにくくという症状を軽視していると、歯周病はあっという間に進行して最悪のケースでは歯が抜けてしまうという事態になります。違和感や症状がありましたら、早めに歯科医院にご相談にお越しください。
歯周病は完治するの?
歯垢や歯石など原因を除去することで、歯ぐきの腫れや出血は治まりますが、一度失われた歯槽骨は完全に健康な元の状態に戻すことはできません。歯周病が軽度のうちに治療を行い、歯槽骨の吸収を食い止めることが重要です。また、治療を行った後に再発するリスクが高いため、定期的に歯科医院で歯のクリーニングやチェックを受けましょう。

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じん歯科まや矯正歯科クリニック
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