舌側矯正

裏側の装置(舌側矯正装置)を使って、主訴の中でも一番多いガタガタさんをなおした治療例を紹介します。
・主訴(矯正を受けたいと思った理由):ガタガタ
・診断名:叢生・上顎前突
・初診時年齢:25歳3か月
・治療に使った装置:Ⅱ期治療…リンガルブラケット(インコグニト
Incognito™)、トランスパラタルアーチ(TPA)、矯正用インプラントミニス
クリュー
・抜歯部位:上下左右第1小臼歯
・治療期間:2年8カ月
・治療費概算:リンガルブラケット(上下)120万円+調整料32回×5000円=16万円
・この患者さんは、吹奏楽をしていたことから楽器に影響のない裏側の矯正装置を希望されました。
また、見た目の問題から、抜歯した箇所を白いプラスチックで埋めてカムフラージュしています。

裏側の矯正はこの写真のように見た目矯正をしていることがほとんどわからないことが一番大きなメリットです。
デメリットは裏側に付くことで舌があたりしゃべりにくくなることなのですが、裏側の矯正装置の中でも、
この装置はオーダーメイドで歯の形にぴったりの物を作っており、違和感が少ないタイプになります。
ただし、その分金額が高くなるのがデメリットです。

リンガルブラケット治療のリスク:装置を海外に発注するため、装置が出来上がるまでに時間がかかります。
裏についているためしゃべりにくいことも、この装置の大きな特徴です。
また、歯を移動させるためには抜歯や矯正用アンカースクリューなどの特殊な装置が必要となることが多く、
上顎前突のような前歯を大きく動かすタイプの治療は難易度が高くなります。
また、装置を装着することによる虫歯や歯の移動に伴う歯肉退縮は表の装置と同様に起こり得ます。

一般的なリスクはこちら

↑ブラケットをつけて、抜歯をしました。歯をいい位置に移動させていきます。
↑スクリューを使って前歯を引っ込めていきます。
↑終了時です。ガタガタと出っ歯がなおりました。
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